高校を卒業して電機メーカー系のシステム開発の会社に入らせて頂きました。

社会インフラシステムを開発する現場に配属されて、覚えることは山の様にありました^^;

元々理数系が得意でしたが、社会人の職場で18歳の私は心細さとの格闘でもありました。

新人が入社すると、職場の先輩の誰かが「面倒見役」として新人とコンビを組むしきたりでした。

私の「面倒見役」は、正直に言うと飛んでもない「変人」。

彼は大学卒の人でしたが、公然と人前で高卒をばかにする。

気にいらないことがあると、誰彼構わずクレームをぶつける。

お角違いのクレームを、お門違いの隣の職場の課長にぶつける。

その課長は「また始まったのか」とうんざり顔!

なんか変な設計書を書いては、周囲を困らせる。

上司からたしなめられると、延々を妙な持論を展開して泥沼、、、

そんな変人の「面倒見役」を、私が面倒をみければいけない状況でした。

さりげなく彼の方向性が変な方向に行かないようにささやいたり、

彼が無用なクレームをつけた相手に後から、「ごめんなさいね」と言って回ったり、、、

尻ぬぐいばかり、、、

面倒を見てもらう私が、何で面倒見役の「面倒」を見なければいけないのか????

彼から教わることもなくは無かったのですが、、、

職場で彼に何度キレたかわかりません(意外と自分はキレやすかった^^;)

何で、俺の社会人生活がこんなやつとコンビなんだと、独身寮で同僚にこぼしました!
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その変人に出会って半年、とうとう彼を見限る決意をしました。

「もうお前の面倒は見ない。教えて貰わなくて結構」と覚悟!

心細かったですが、彼を見限って自分の面倒を自分で見ると決意することに。

どうなったか??

何も困りませんでした。むしろ方向性が見えました。応援してくれる人も現れました。

その後会社員生活30年で、約30のプロジェクトを経験しましたが、どのプロジェクトに行ってもその現場の先輩、上司の話は間に受けませんでした。

話半分に聞くのが習慣になっていました。直接自分で見て、直接自分で話を聞いて、自分で仕事の取組みを決めました。

どうしたらいいのか?このプロジェクトの本当の問題は何か?なるべく多くの現場の意見を拾いました。

解決策が見つからず、泣きながら本屋に行って啓発本やノウハウ本を漁ったりもしました。

この姿勢は賛否両論あると思いますが。
その結果は?

功を奏したと思っています。

(係長になって以降はちょっと話は変わりますが、それはまたいずれ^^;)

誰よりも自由に仕事ができて達成感を味わった気がします。

上司からは使いづらい奴だと思われたことも多々ありましたけどね、、、

自分では気が付かない迷惑を周囲にかけていたかもしれませんけどね^^;

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覚悟して、人を頼らない!!そういう感覚を持てたのは、新人時代の「面倒見役」のお陰!
このお話がそのまま皆さんのお役にたつかどうかはわかりませんけれど、こんなやり方もありましたよというメッセージには成り得る。そう思いました!!

うんざりした状況が、将来意外な「宝」を生み出した!

そんなご紹介でした!

ブログで、モチベーション、ノウハウ紹介、プロジェクトマネジメントなど、、きっと誰も言わない内容を伝える!!がテーマのブログです^^V